絶滅危惧II類ホワイトチップシャーク飼育ガイド|水族館・商業施設・プライベート水槽向け完全解説
C R E A T E T H E S E A
高級オーダーメイド水槽で泳ぐホワイトチップシャークの美学
CREATE THE SEAが創造する
「空間芸術と癒しの建築」
太古の海を受け継ぐ“生きる彫刻”静寂と美が共存する存在。
ホワイトチップシャーク(ネムリブカ)について
ホワイトチップシャーク(学名:Triaenodon obesus)は、インド太平洋のサンゴ礁や岩礁地帯に生息する夜行性のサメです。背びれと尾びれの先端が白く縁取られていることが名前の由来であり、温和な性格と優雅な泳ぎで知られています。世界中の水族館や大型プライベート水槽において、静寂の美を体現する存在として高く評価されています。
基本情報
- 最大全長: 約1.6m(最大2.0mの報告あり)
- 寿命: 10〜16年(20年以上の個体も)
- 生息地: インド洋〜太平洋の熱帯・亜熱帯域
- 性格: 温和で穏やか、人間への攻撃性は低い
保護状況について
「国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは絶滅危惧II類(Vulnerable)に指定されています(2020年評価)。過剰な漁獲や生息地破壊による個体数減少が懸念されています。」
法的規制・許可について
- CITES(ワシントン条約):国際取引に関する規制の確認
- 地方自治体の条例:都道府県や市区町村による大型魚類飼育規制
- 動物愛護法:適切な飼育環境の確保義務
- 建築基準法:大型水槽設置時の構造計算や建築確認
- 消防法:大量の水を扱う設備に関する規制
販売について
CREATE THE SEAでは、希少な生命を尊重し、適切な環境と責任をお持ちのお客様のみに、個別審査のうえで販売を行っております。価格はすべてお問い合わせください。
販売条件
- 十分な飼育知識と経験をお持ちの方
- 管理をプロ委託できる方
- 適切な飼育設備を整備できる方
- 長期間の飼育責任を理解されている方
- 地域の法規制を遵守できる方
- 継続的な維持費用を負担できる方
オーダーメイド水槽
正面からは、美しい水景のみが見える設計が特徴。
当店での取り扱いについて
CREATE THE SEAでは、ホワイトチップシャーク(ネムリブカ)の飼育環境を、ひとつの「作品」として設計します。それは、単なるオーダーメイド水槽ではなく、生命の静かな呼吸を美しく保つための空間設計です。
この種は深い洞窟で眠り、夜にゆっくりと泳ぐ習性を持ちます。その行動特性に合わせ、光・水流・音の反射までも緻密にコントロールされた設計を行います。
CREATE THE SEAのオーダーメイド水槽は、科学と美の均衡を追求する思想のもとに生まれます。水質・構造・デザイン・安全性の全てを、飼育個体ごとに最適化。そこに生まれるのは「展示水槽」ではなく、「生命と共にある空間」です。
オーダーメイド設備一式
すべての設備は、研究データと施工実績に基づき設計されます。
- オーダーメイド水槽(推奨容量:34,560L以上) — 構造強度・視認性・メンテナンス性の最適化
- オーダーメイド水槽台 — 重量分散・防震設計・素材美の調和
- 濾過層・循環システム — 生物・機械・化学濾過を統合し、安定水質を維持
- 環境制御機材一式 — 温度・酸素濃度・ORP・塩分濃度・照明制御を自動調整
- 人工海水(34,560L分) — 自然海水のイオンバランスに配慮
- 設置工事・初期調整 — 構造安全・防水・電源・給水、排水計画まで一括施工
これらはすべて、研究に基づく設計として数値根拠に裏打ちされています。見た目の美しさだけでなく、長期的な安定性と再現性が確保されます。
メンテナンスサービス
CREATE THE SEAは、納品後も生命の循環を支える「アクアライフパートナー」として寄り添います。ホワイトチップシャークは、肉食性ゆえに水質を悪化させやすく、その美しい姿を長期に保つためには、定期的で科学的なメンテナンスが不可欠です。
理想的な管理頻度は、月4〜8回の出張メンテナンス。専門スタッフが水質・機材・給餌バランスを総合的に点検します。
- 専門知識に基づく水質検査
- 成長段階に応じた飼育環境の再調整
- 設備・機器の定期点検
- 異常値・トラブル発生時の即時対応
- 遠隔監視装置による常時モニタリング
CREATE THE SEAが提供するメンテナンスは、単なる清掃ではなく、生態学的理解に基づく“命の維持技術”です。
費用について
オーダーメイド設備・メンテナンスともに、環境規模・デザイン・地域条件により異なります。すべてのお客様に、現地調査とヒアリングを経て、科学的根拠に基づく正式なお見積もりを提示いたします。お見積もりの段階から、CREATE THE SEAの理念 ― 「美と精度の調和」― を体現する提案をお約束します。価格はすべてお問い合わせください。
輸送・導入時の注意点
ホワイトチップシャークの輸送は、単に「運ぶ」作業ではなく、生命の均衡を保ちながら環境を移す精密なプロセスです。
CREATE THE SEAでは、輸送時のストレスを最小限に抑えるため、酸素供給・温度・水質・振動の全てをリアルタイムで監視します。特に神経質な個体に対しては、光量を抑えたダークコンディション輸送を採用。短時間で安定した輸送を実現します。
導入後は、2〜4週間の検疫期間を設け、外部寄生虫や細菌感染の有無を慎重に確認。水質を段階的に合わせる「水合わせ」は2〜3時間かけて行い、体表への浸透圧ストレスを避けるように調整します。
導入初期は照明を抑え、給餌は2〜3日後から少量ずつ。静寂の中で、個体が新しい環境を“自らの海”として受け入れる時間を与えます。
成長段階別の飼育ポイント
ホワイトチップシャークは、成長に伴い行動圏と代謝が変化します。CREATE THE SEAでは、各ステージに応じた空間設計と生理的ケアを行います。
幼魚期(50〜60cm)
この時期は環境変化に敏感で、安定した水質と静穏な空間が不可欠です。小魚や甲殻類を少量ずつ与え、捕食行動を観察しながら成長を見守ります。
若魚期(60〜90cm)
活発さが増し、摂餌量も増加します。中型魚やイカ類を中心としたバランス給餌を行い、同時に濾過能力・酸素供給・流速を強化します。
成魚期(90cm以上)
最大2m近くまで成長する個体も確認されています。強力な循環システムと大型水槽(34,560L以上)は必須。この段階では「水質の維持」が最大のテーマになります。
すべてのステージで重要なのは、生体の変化を“設計”で先読みすること。CREATE THE SEAは、成長と共に進化する飼育環境をデザインします。
餌と給餌方法
ホワイトチップシャークは肉食性で、餌の内容が健康と寿命を左右します。CREATE THE SEAでは、自然環境での捕食行動を再現するよう設計された給餌プランを採用しています。
主な餌は、冷凍魚(アジ・サバなど)、イカ類、甲殻類。栄養バランスを整えるため、ビタミンサプリメントを適量添加します。
給餌の際は、個体が興奮状態に入るため、周囲の構造物との距離を十分に確保。与えすぎを防ぎ、食後は水質検査を行い、アンモニアや硝酸塩の上昇を早期に確認します。
科学的管理と職人の観察眼。その両輪が、長期飼育を支える基盤となります。
他の魚との混泳について
ホワイトチップシャークは比較的温和な性格ですが、生態的距離感を理解する必要があります。CREATE THE SEAでは、他種との共存を科学的な視点から設計します。
混泳が可能な魚種
- 大型のハタ類(例:マダラハタ)
- 大型のベラ類(例:ナポレオンフィッシュ)
- 大型のフグ類(十分な空間がある場合)
混泳を避けるべき魚種
- 小型魚(捕食対象になる可能性)
- 攻撃的な魚類(ストレスの原因)
- 底生魚・エイ類(行動域が重なる)
混泳を成立させるのは“種類”ではなく“設計”。CREATE THE SEAは、照明・水流・餌の位置に至るまで緻密にコントロールし、それぞれの生物が穏やかに共存できるバランスをつくります。
病気・健康管理
健康管理は、科学的データの積み重ねです。ホワイトチップシャークの疾患は、水質・栄養・ストレスの三要素で説明されます。
主な疾患
- 外傷・皮膚潰瘍:擦過傷を起点に Vibrio 属細菌が感染。
- 細菌感染症: Aeromonas 属・Vibrio 属による敗血症や潰瘍。
- 外部寄生虫:トリコディナやクリプトカリオンによる鰓炎・呼吸障害。
- 内部寄生虫:線虫・吸虫が消化管内で確認される。
- 栄養欠乏症:ビタミンE不足による脂肪肝や筋変性。
- ストレス性疾患:コルチゾール上昇による免疫低下と拒食。
予防・対応
- 定期的な水質モニタリング(週1〜2回)
- 温度・塩分濃度・溶存酸素の安定化
- 新規導入時の検疫・薬浴
- 異常行動時の隔離・迅速な抗菌治療
これらはすべて、水族館・研究機関・獣医学論文のデータに基づいています。CREATE THE SEAは、科学を基盤にした健康管理を徹底します。
比較表
水槽設計・飼育環境の基準を明確化するため、CREATE THE SEAでは全てのサイズ帯に応じた推奨仕様を定義しています。
| 成長段階 | 想定体長 | 推奨水槽サイズ(W×D×H / m) | 理論水量(満水, L) |
|---|---|---|---|
| 幼魚期 | 50–60cm | 4.8 × 4.8× 1.5 | 34,560 |
| 若魚期 | 60–90cm | 6.0 × 4.8 × 2.0 | 57,600 |
| 成魚期 | 90cm以上 | 9.0 × 4.8 × 2.0 以上 | 86,400 以上 |
※ 上記は寸法(m)の積×1000による理論水量(満水)です。実効水量は岩組・配管・サンプ・余水で減少します。
| 種類 | 最大全長 | 性格 | 飼育難易度 | IUCN(参考) |
|---|---|---|---|---|
| ホワイトチップシャーク(ネムリブカ) | 1.6–2.0m | 温和 | 高 | 絶滅危惧Ⅱ類(VU, 2020) |
| ブラックチップシャーク | 1.5–1.8m | やや活発 | 高 | 最新評価をご確認ください |
| ネコザメ | 1.0–1.2m | 温和 | 中 | 最新評価をご確認ください |
| トラフザメ | 2.0–2.5m | 温和 | 高 | 最新評価をご確認ください |
| イヌザメ(Brownbanded bamboo shark) | 〜1.0–1.2m | 温和・底生 | 中 | 最新評価をご確認ください |
| ドチザメ(Banded houndshark) | 〜1.5m | 温和 | 中 | 最新評価をご確認ください |
| コーラルキャットシャーク | 〜0.7–0.8m | 温和・底生 | 中 | 最新評価をご確認ください |
※ IUCNカテゴリーは更新される場合があります。個別種の最新評価はIUCN公式をご確認ください。
CREATE THE SEA の施工事例
CREATE THE SEAは、大阪・神戸・京都・奈良・滋賀・和歌山など関西エリアを中心に、
高級オーダーメイド水槽・大型アクアリウム・水槽メンテナンスを手掛けています。
一つひとつの空間に合わせ、建築と調和するアクアリウムデザインを創造。
それは、ただの水槽ではなく──
光と水と生命が共鳴する、静謐なインテリアアートです。
こちらの施工事例では、CREATE THE SEAが手掛けた
オーダーメイド水槽・大型海水水槽・淡水アクアリウムの実例をご紹介しています。
水質・照明・濾過・構造のすべてを科学的に設計し、
空間全体に“海の鼓動”と静けさの美を宿す──
それが、CREATE THE SEAが追求するラグジュアリーアクアリウムです。
大阪・関西で水槽メンテナンスやオーダーメイドアクアリウムをお探しの方、
また東京・関東で高級水槽・空間演出型アクアリウムの導入をご検討の方は、
ぜひCREATE THE SEAへご相談ください。
設計から施工、そしてその後のメンテナンスまで──
すべてを、上質という名の美学でお届けいたします。
よくある失敗と対策
- 成長見込み不足 → 初期から大型水槽計画(構造・床荷重を含む)
- メンテ頻度不足 → 定期点検・水質検査・早期対応の体制化
- 法的調査不足 → 許認可・条約・条例の事前確認を徹底
- 単食による栄養偏り → 多様な餌+サプリ設計(例:ビタミンE)
- 導入時の急変 → 検疫・段階的水合わせ・照度コントロール
責任ある飼育のために
- 本種はIUCNでVulnerable(2020評価)
- 寿命は10〜16年(長期例:20年以上)
- 初期投資・維持費は高額:価格はお問い合わせ(個別見積)
- 高度な専門知識・設備・継続メンテ体制が必須
- 地域の法規制・許認可を必ず確認
よくある質問(FAQ)
-
Q. 初心者でも飼育できますか?
A. 推奨しません。大型海水魚の豊富な経験、または専門家の継続支援が必要です。 -
Q. 個人でも購入可能ですか?
A. 条件を満たす方は可能です(設備・知識・資金計画・法令遵守)。 -
Q. 水槽サイズの目安は?
A. 成魚期は最低34,560L以上(設置環境により増減)。 -
Q. メンテナンス頻度は?
A. 目安は月4〜8回。状況に応じて最適化します。 -
Q. 輸送・導入はサポートされますか?
A. はい。専用輸送・検疫・水合わせ・初期調整まで包括対応(費用はお問い合わせ)。
お問い合わせ
- Website:https://create-the-sea.com
- Tel:090-8384-1928(14:00–20:00/火・木 休)
- Mail:info@create-the-sea.com(24時間受付/返信は営業時間内)
- ご来店相談:公式LINEより事前予約をお願いします
- オンライン相談:Zoom等(要予約)/初回無料
責任ある美意識を、海とともに。
この種の飼育は、単なる趣味ではありません。ひとつの責任ある芸術として向き合う姿勢が求められます。CREATE THE SEAは、その精神を共有できる方とともに、美しく、誠実な海の世界を創造していきたいと考えています。
Reference
IUCN Red List: Triaenodon obesus (2020 / VU)
CITES Official Website: cites.org
環境省 動物愛護管理法: env.go.jp


