【プロ解説・前編】天然ライブロックと人工ライブロックどちらが良い？

CREATE THE SEAの植村です。

当ブログはマリンアクアリウム歴15年程の私が

当店独自の飼育方針に基づき書きます。

 

飼育に対する様々な考え方があることは

存じ上げておりますが、

初心者の方含む、皆様の参考になれば幸いです。

 

アクアリウム初心者の方にもわかりやすく

天然ライブロックと人工ライブロックの

比較、解説をおこなっていきます。

 

その前に、マリンアクアリウムで

大切な事はなんだと思いますか？　

 

照明だと思いますか？

水質だと思いますか？

水流だと思いますか？

 

答えは、全てのバランスです。

 

海でも様々な生き物のバランスが良好に保たれている

場所ほど、美しい水景が見れます。

 

水槽内の大小様々な生体の種類や、バランスも重要なのです。

  

海では目立たない、小さな小さな微生物なども、

生態系を支えていて、とても重要な役割を果たしています。

 

付着生物が豊富に付いた岩や石等がたくさん存在する

自然な海域は、海の生き物にやさしい場所なのです。

 

水槽内でも同じように、やさしい場所をできるだけ再現してあげたいですよね。

 

海の環境維持で最も重要な働きをしている

付着生物(微生物等)たちは、もちろん水槽内でも活躍します。

 

今回の記事の比較、解説部分を読まれる前にいかに

付着生物(微生物等)の存在が大切かをご理解下さい。

 

そして全てのバランスが、

一定以上の基準を満たしたときに

はじめて水槽内の環境が良好に保たれ、

長期飼育のスタートラインに立てることを

ご理解下さい。

 

基本として、耐久性の高い

当店の水槽やキャビネットをご使用頂く前提です。

 

なぜならせっかく飼育がうまくいっても、

耐久性の低い水槽でシリコン部分などが

経年劣化してきた場合は、

水槽の交換を行わざるおえなくなり、

生体に大きなストレスを与えてしまい、

最悪の場合は死なせてしまうリスクがあります。

 

よって耐久性の高い水槽を使うことが、

海洋生体(海水魚、サンゴ等)を長期飼育するにあたって

非常に有利になってくることをご理解下さい。

 

まずは上記のことを理解した上で

記事の続きをご覧頂けると、

天然ライブロックか、

人工ライブロックと呼ばれる物の

どちらを選ぶべきなのかも

見えてくるのではないでしょうか。

 

ではここからが比較、簡単な解説となります。

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【天然ライブロックとは】

・主にサンゴ礁域の海から採取されていて、

海中に存在する自然の岩の状態に限りなく近いもの。

  

 【説明】

当店が扱うライブロックの基準とは、

様々な付着生物や、(微生物、藻類など)

様々な生き物の住処にもなっている状態の

天然の石灰石等のことを言います。

 

 ・微生物の恩恵を最も受けやすい。

　つまり微生物が飼育をサポートしてくれます。

　よって飼育が簡単になります。

 

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【人工ライブロックとは】

・セメントを原料として造形された物。

・FRP樹脂で造形された物。

・セラミックで造形された物。　

・乾燥した状態の岩。

 等

【説明】

天然のライブロックとの最も大きな違いは、

基本的には生きた付着生物が存在していない事です。

 

バクテリア付きの製品などは稀に見かけますが、

天然ライブロックとは異なります。　

 

・微生物の恩恵は受けにくい。

・水槽内に予期せぬ生き物(微生物等)を

　持ち込みたくない場合は有効的。

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ご自身で上記の内容をしっかりと見比べて頂き、

後編がアップロードされるまで考察されてみて下さい。 

 

本日は以上となります。

 

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後編へ続く…

 

 

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